山本産婦人科(三重県津市)のお乳の手入れ(乳房マッサージ)についてのページです。

妊娠中期の出来事

おっぱいのお手入れどうするの?

産後の授乳にそなえて、妊娠20週過ぎになったら、おっぱいの手入れを始めましょう。
ただし、お腹が張りっぽいなど流・早産の危険性が疑われる人では、始める前に外来でご相談下さい。

妊娠中からおっぱいのお手入れをした方がよい理由

    1. 乳首の汚れをとり、乳管の開通をよくすることができる。
    2. 乳頭・乳輪を柔らかくして、赤ちゃんが吸いやすい乳首にすることができる。
    3. 産後に赤ちゃんが乳首を吸うであろう感覚に、お母さんが慣れることができる。
    4. 乳房組織の発達を促し、良好な母乳分泌を期待することができる。

乳房マッサージの方法

おっぱいの付け根あたりを揉む基底部のマッサージと乳首周辺の乳首のマッサージがありますが、入浴時や寝る前のリラックスできる時間帯に1日1回行うのがよいでしょう。
長時間にわたって行う必要はなく、乳首のマッサージは2〜3分間、基底部のマッサージは1クール(下の手順の1めぐり)でよいでしょう。

本院では、母乳育児に力を入れていますので、不明な点があれば、外来受診時にでもご相談下さい。助産師が対応させていただきます。

基底部のマッサージ

図では、左のおっぱいのマッサージ方法を示していますが、左が終わったら、同じ要領で右のおっぱいもマッサージしましょう。
マッサージをする乳房(図では左)を反対側の手(右手)の指を広げて、バスケットボールを包み込むような気持ちであてがいます。この際、乳腺本体(ふくらみの部分)に力が加わらないように、手のひらは軽く当てるにとどめます。
左手(マッサージする乳房の側の手)の手首を曲げ、左指が上に向く形で乳房にあてがうと、左手の親指の付け根あたりが右指に接することになると思います。この際、左腕は体の真横にして、肘をはります。
左手の親指の付け根で、おっぱいの土台(基底部)をすくい上げるように、肘をゆっくり上下に3回動かします。
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おっぱいの大きい人の場合

マッサージする乳房本体(ふくらみの部分)を、反対側の手(図では右手)でガードします。脇の方からふくらみに指先をあてがい、手のひらで大きく下側からおっぱいをすくいあげるようにするとよいでしょう。
左手の指先を立てた状態で、手のひらをガードした右手の上に押し当て構えます。肩は真横にまっすぐはるようにしましょう。
左手の肘を真下に下げ、テコの要領でおっぱいの土台(基底部)を押し上げます。3回行います。
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斜め下からのマッサージ

マッサージする乳房の反対側の手(図では右手)で、斜め下からおっぱいを支えます。この際、指先をそろえて、脇の下の方向に向くようにあてがうと、乳房本体をガードすることができます。おっぱいの大きめの人は、おっぱいの下に手を差し入れるつもりで、大きくすくい上げます。
左手の手首を曲げ、指先を下に向くようにします。この時、左手の手のひらは上から前を向くことになります。ガードした右手の上に左手の小指の付け根部分をあてがいます。
ガードした右手で乳房本体をかばいながら、肘を上下させるようでマッサージします。肘は後に引いたり、前に出したりしないようにしましょう。痛みを感じる時は、乳房本体に力が加わっていますので、右手のガードの位置を確かめ、もう少し外側になるよう調節しましょう。初めはゆっくりと、しだいにリズミカルに3回繰り返しましょう。
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下からのマッサージ

マッサージするおっぱいの下に、反対側の手(図では右手)の小指側をあてがいます。右手の手のひらは上を向くことになります。指はまっすぐ伸ばし、乳房本体を持ち上げるような気持ちで保持します。
左手をガードしている右手の下にあてがいます。おっぱいの土台(基底部)自体に十分力が加わるよう、おっぱいの下に深く手を差し入れることが大切です。
肘はそのままで、ゆっくりと左手ですくい上げるように基底部を動かします。初めはゆっくりと、しだいにリズミカルに3回繰り返しましょう。

横からのマッサージ------------3回
斜め下からのマッサージ--------3回
下からのマッサージ------------3回

を1クールとします
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乳首(乳頭・乳輪部)のマッサージ


乳首を突出させ、柔らかくすることによって、赤ちゃんが吸いつきやすくします。また、授乳時に傷つかないよう抵抗力をつける効果もあります。
基本の姿勢
おっぱいを持ち上げぎみにして、乳頭が正面を向くようにしましょう。
乳首の根元をつかみ上下から圧迫します。360度むらなく圧迫するようにして下さい。最初はゆっくり痛くない程度にし、慣れてきたら柔らかくなるまで十分に圧迫しましょう。
乳頭・乳輪部を位置を変えながら1回3秒程度圧迫します。乳頭が硬い場合は、1回の圧迫に5秒くらいかけるとよいでしょう。