山本産婦人科(三重県津市)の生活習慣(喫煙)についてのページです。

妊娠初期の出来事

生活習慣チェック!〜喫煙〜

女性の喫煙率は年々増加し、20〜30歳代で約2割とされています(平成16年国民栄養調査結果)。

妊娠中の喫煙がよくないのは、タバコの中のニコチンの作用で、胎盤・へその緒・胎児の血管などが収縮し、血液の流れが悪くなり、酸素や栄養がうまく行き渡らなくなるからです。また、タバコに含まれる一酸化炭素もヘモグロビンという酸素運搬物質に結合し、本来の能力を低下させることにより、さらに胎児を酸欠状態に陥れます。また、母体に対しても、妊娠合併症の発生頻度を増加させ、危険な状態へと導く可能性があります。

喫煙の影響は、(1)ママの喫煙量が増えれば増えるほど深刻になる、(2)パパの喫煙量が増えれば増えるほど深刻になる(受動喫煙)、(3)ママ・パパ両方が喫煙すれば、もっと深刻になるといえます。

胎児への影響

    1. 流産のリスクが1.5〜2倍になります。
    2. 先天奇形のリスクが2倍になります。
    3. 早産のリスクが1.5倍になります。
    4. 低体重児(2500g未満)のリスクが2〜4倍になります。
    5. 周産期死亡のリスクが1.3倍になります。
    すべての喫煙妊婦が、妊娠16週までに禁煙したとすれば、死産の約25%と乳児死亡の約20%を防ぐことができる”との報告があります。注目すべきでしょう。

母体への影響

    1. 胎盤早期剥離のリスクが2倍になります。
    2. 前置胎盤のリスクが1.4倍になります。

乳幼児・児童への影響

    1. 乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが4〜5倍になります。
    2. 身体発育が悪くなります。
    3. 知能指数が低くなります。
    4. 注意欠陥/多動性障害(ADHD:Attention Deficit Hyperactivity Disorder)の子供が多くなります。

その他の影響

    1. 不妊症のリスクが3倍になります。
    2. 乳癌のリスクが4倍になります。