山本産婦人科(三重県津市)のつわり・重症妊娠悪阻についてのページです。

妊娠初期の出来事

「つわり」何とかならない?

食欲がない」、「吐き気がする」、「吐いてしまう」などが“つわり”の症状です。“つわり”が最初に認められるのは、妊娠6週3日±1週5日頃とされ、通常、妊娠12週過ぎにはなくなるのが普通です。

つわり”には個人差があって、ほとんど症状のない場合から何を摂っても吐いてしまう場合まで、人さまざまです。お仕事をしている方(勤労婦人)に比べ、専業主婦の方に症状が強いのが特徴ですが、これは、お仕事をしている方は“仕事中に、つい“つわり”の症状を忘れてしまっている”ことによります。したがって、専業主婦の方でも、“つわり”をうまく乗り切るためには、“自分に「つわり」を忘れさせる気分転換”を計ることが大切です。生まれてくる赤ちゃんのために編み物をしたり、読書をしたり、散歩をしたり、何でもよいから趣味の枠を広げてみてはどうでしょうか。
身の回りの環境や精神的な要素が大きく影響するわけですが、とくに「強いにおい」、「換気不足」、「高温多湿」、「騒音などの作業環境」、「強い緊張を要する作業」などを避けましょう。

“つわり”は、英語で“Morning sickness”と言います。直訳すると“朝の病気”となりますが、「空腹の起きがけ」が一番つらいという状況をうまく表現しています。朝の起きがけなど胃の中が空っぽの時に症状が出やすいわけですから、寝る前に枕元に固形のスナック(クッキーやおせんべいなど)を用意しておき、少し食べてから起床するとよいでしょう。日中は食事を1日3回と決めつけるのではなく、口当たりのよい物・食べられる物を小分けにして頻回に摂るとよいでしょう。どうしても食べられない時は、水分(できればスポーツドリンクのような電解質を含んだ飲料)だけでも飲むように心がけましょう。
また、“つわり”の時は、歯みがきがおろそかになりがちですから歯の健康にも気をくばりましょう。

体重が1週間に2kg前後減少したり、 尿中ケトン体 が陽性になったり、妊娠12週以降も症状が残る場合などでは、重症化して“重症妊娠悪阻(オソと読みます)”に移行することがあります。“重症妊娠悪阻”では、強い吐き気や嘔吐を繰り返し、のどの渇きや皮膚の乾燥・便秘などの脱水症状が現れ、吐いた物に胆汁や血液が混じることもあります。さらに重症度が増すと、発熱・脳神経症状(意識が薄れる、目線があわない、軽い錯乱状態など:ビタミンB1欠乏によるウェルニッケ・コルサコフ症候群といいます)・肝機能障害(検査値に異常が出て、黄疸も出たりする)が現れることもあります。

こうなると、入院管理を含め、適切な治療を受ける必要があります。まずは、こうなる前に受診して、相談することが大切です
ハンバーガー、お好きですか? ハンバーガーに多く含まれる飽和脂肪酸を1日15mg以上過剰摂取していた人に、重症妊娠悪阻が発症しやすいというデーターもありますよ!
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もう少しです。がんばって!