山本産婦人科(三重県津市)の骨盤位(逆子)・胸膝位(逆子体操)についてのページです。

妊娠末期の出来事

”さかご”になったみたい!

お腹の中で赤ちゃんがどんな向きでいるのかわかるようになりましたか?一番強く動く(蹴る)場所が足の位置、モゴモゴ動くのが手の位置、壁のように触るのが背中、いびつな形で触るのが手足です。
    1. 妊娠25〜26週までは、3人に1人は“さかご”の時期なので、心配せずにそのまま様子を見ましょう。赤ちゃんの自己回転によって、自然に直ることが多い時期です。
    2. 妊娠26週をこえても“さかご”の場合は、赤ちゃんの背中のある方を上にして横向きに休みましょう(側臥位)。外来でどちら向きに休んだらよいかを指導いたします。
    3. 妊娠28週をこえても“さかご”の場合は、“さかご体操”を頑張ってやりましょう。

“さかご体操”の有効な理由

骨盤内にはまり込んでいる赤ちゃんの“おしり”が“さかご体操”によって浮上してくると、赤ちゃんは自分の動き(蹴り)で回転することができやすいことにあります。

体操の必要な方は、個人的に指導いたします。
37週以降までには、“さかご”の頻度は3〜5%程度まで減少します。
このページのTOPへ(山本産婦人科)

“さかご”体操(胸膝位-側臥位法)


さかご体操の図

“さかご体操”のポイント
準備すること 枕・時計などを用意しておきましょう。
あらかじめトイレに行っておきましょう。
腹帯をとってリラックスしましょう。
いつやるの? 赤ちゃんがポコポコよく動くとき。
自己回転の推進力は、赤ちゃんが子宮の壁を蹴ることにあるので、
よく動く時がチャンスです。
何回くらい? 別に決まりはありません。最初はお風呂上がりの寝る前など、子宮がやわらかい時がよいでしょう。1回につき15分間くらいが目安です。
なかなか変わらない時は1日数回頑張りましょう。
姿勢の注意は? 両膝を軽く広げ、太ももを床に対して直角になるようにして下さい。
腕まくらではありません。胸を床につけて下さい。
終わった後は? 頭を上げないように注意しながら、赤ちゃんの背中のある方を上にして横向きになって、少なくとも10分間休みます。
有効率は? 75〜90%です。
お腹が張っている場合は、無理をせずに中止しましょう。
“さかご体操”が有効でない場合は、外回転術といって、医師が回転させる方法もあります。
必要な方には、個別的に説明いたします。

さかご分娩は、赤ちゃんの一番大きな部分である頭が最後に出てくるため、頭がつっかえることがあります。これを後続児頭娩出困難といいますが、8.8%程度の頻度で認められるという報告もあります。その他、分娩外傷(腕の神経の障害・骨折・脊髄の損傷など)や“へその緒”がすり抜けてくる(臍帯脱出)ような緊急事態も起こることがあります。そんなわけで、“さかご”の場合、帝王切開術を受ける頻度が年々高くなってきているのが実状です。少子化の影響もあり、初めから帝王切開術を希望される妊婦さんも増えてきています。